皆さん、お久しぶりです。前回のHotSafariでセブンカフェドーナツについて取り上げた和田です。参照(http://www.kogomabrand.com/blog/460/）

　今回はサントリーからサントリー 天然水シリーズの新商品として9月29日に全国のセブン＆アイグループ限定で発売された「サントリー 南アルプスの天然水＆はちみつレモン」について取り上げたいと思います。

 サントリー 天然水シリーズといえば今年の夏に売り切れ続出し、一時製造停止にもなった「南アルプスの天然水＆ヨーグリーナ」が話題となりました。他にも「南アルプスの天然水＆朝摘みオレンジ」などがラインナップとしてあります。

では新発売となった「はちみつレモン」は「ヨーグリーナ」ほどのヒット商品となりえるのでしょうか？

 注目すべき点は、この商品は全国のセブン＆アイグループ限定で発売された事です。このような商品では過去に日本コカ・コーラ株式会社から「いろはす アロエ」が発売しています。サントリー天然水シリーズの競合ともいえる「いろはす」シリーズの限定フレーバーでしたが、個人的にはセブン＆アイグループ限定の販路でしたので買う機会がありませんでした。

私は今回の「はちみつレモン」の発売は限定販路とは言え、ライン拡張により南アルプス天然水シリーズのブランド力を向上させるためのマスターブランド戦略だと思います。そしてセブン＆アイグループ限定で発売を開始した背景には、メーカーと小売りの様々な事情があるとも思います。サントリーの社長である新浪さんは、元ローソンの社長であり、社長就任直後は話題になりましたし、セブン、ローソンそれぞれのPB戦略への対応が興味深いですね。

業界トップのコカ・コーラ社と、セブン＆アイグループ。対してそれを追随するサントリーと、ローソン。これからもメーカーと小売りの関係に注目していきたいと思います。  

文責:和田 隼