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CtoC市場がフリマアプリで盛り上がる!

February 01, 2016

沙弥の新世代インサイト第4回目の更新です。

今回は、第2回に取り上げたファッションというテーマから派生して、私たち世代から見たフリマアプリ、CtoC市場について書いていきます。 

◆スマホ上のフリマが生み出す新たなファッションサイクル

 私がファッションに興味を持ったのはフリーマーケットがきっかけです。高校生の頃は、友達と都内で開催されるフリマに毎週足を運び、ときには代々木公園から新宿中央公園をハシゴして、服を買い漁っていました。

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 そんなフリマフリークだった私が、現在日常的に利用している服の購入手段はフリマアプリです。これはスマートフォンを使って簡単に消費者間で売買できるCtoCの市場です。特に有名な「メルカリ」は既に1500万件ダウンロードされています。 出品されている服はハイブランドからファストファッションまで幅広く、金額はオークション方式でなくあらかじめ固定されているため、交渉次第で値下げも可能です。

 私はもっぱら「買う専」ですが、出品を行う人はフリマアプリで売ることを前提に洋服を買うそうです。数回着用しても定価の6~7割で売れるため、売れた金額に少しお金を足して新しい服を買う。このような新たなファッションのサイクルが出来ているようです。つまり私たち世代にとっての「古着」の認識は、クタクタに着古した古着ではなく、新品同様の新古品がメインになっているということです。

 

 ◆10代の約3人に1人が「中古ファッションアイテムに抵抗がない」

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図1
フリル(FRIL)調べ

フリマアプリ「フリル」の調査から、10代の約3人に1人が「中古ファッションアイテムに抵抗がない」と思っているということがわかりました。このアンケートを大学生に限定して行った場合にはより高い割合になると予想します。つまり、ステイタスよりも、合理性とトレンド、そして場面に合わせたファッションを求める私たち世代にとって古着は身近な存在なのです。私たちは、ファストファッションを楽しみながらも、購入に少し手間のかかる古着も十分視野に入れています。一見矛盾しているようですが、双方を補完しようとするインサイトなのかもしれません。

 

 ◆生活のスキマ時間で宝探しをするような出会いと楽しさ

 このようなファッションに対するインサイトを持つ私たち世代の中でフリマアプリが一般的なのも頷けます。スマホ1つで簡単にスグ出品・購入が出来るので、参加するハードルが低いことも特徴です。

また、私がこのアプリを利用する場所として一番多いのが電車の中です。新宿や渋谷でリアルショッピングをしたけど何か物足りないと感じたときや、テストで疲れた帰り道にはついついぽちっと買ってしまいます。アマゾンや楽天でネットショッピングをするのとは違い、リアルタイムで次々と更新される洋服たちの中から生活のスキマ時間を使って宝探しをするような出会いと楽しさが、私に「購入申請」ボタンを押させるのです。。

 

◆大きな広がりを見せるCtoCビジネス 

最近ではBtoCビジネスを行っていたZOZOTOWN(株式会社スタートトゥデイ)も、CtoCの新規事業「ZOZOMARKET」「ZOZOフリマ」を始めました。すでにBtoCで成功している企業が行うCtoC事業は特に安心感がありますね。また、CtoCで扱う商品は「モノ」に留まらず、スキルやノウハウといった「コト」にまで売買は及び、より広がりを見せています。CtoCビジネスは今後の日本で更に拡大・成長していくでしょう。
理由として以下の3つが挙げられます。
①1人が1つ以上デバイスを持っているため、プラットホーム(今回でいうアプリ)があれば誰でも参加できる
②個人間の取り引きには消費税がかからない
③支払いや配達ツールへの信頼度が高い

企業が直接介入しないCtoC市場から汲み取ったデータから読み解いた結果が、最も生活者のリアルなインサイトに近いといえるのかもしれません。Uberなどのシェアリングエコノミーと併せて注目していきたいビジネスモデルです。

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文責:相澤沙弥