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Day 3 : ニーズを読み解く!マルイが叶えた理想のパンプス

March 29, 2016

  小々馬ゼミ初の書籍「2020 マーケティングがこう変わる」の発売記念リレー ”7days Preview” 福島さんからのバトンをうけ、3日目は第4章のリーダーを担当しました飯島がお送りします。

 今回の書籍で第4章では先進的にマーケティングを推進している企業の事例として、マルイさん(以下、マルイ)が行なうお客さまニーズを追求した商品開発について執筆しました。マルイで開発されているPB商品の「ラクチンきれいパンプス」。その名の通り、本当に「ラクチン」なんです。構造をみると様々な工夫が凝らされているのがよくお分かりいただけるのではないかと思います。

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➤「マルイのラクチンきれいパンプス」構造

 そこで、今回私はマルイのラクチンきれいパンプスを実際に購入した友人へインタビューをし、私自身も「お客さまの声」を聞いてみました。

 インタビューに協力頂いたのはゼミ生の塚田さん (^^)/

 

―私たちの認識を変えたパンプス

 塚田さんは、今回の書籍を読んだのがきっかけで購入したそうです。

塚田|「本を読んで、マルイの人がパンプスについてすごく研究しているのが分かったし“履き心地がいい”というのを聞いて本当に本当にパンプスが苦手だったから就職活動の良し悪しをこれに賭けようと思った!」

この時期になると3年生は就職活動を目前にしパンプスを履く機会も多くなりますよね。ゼミ生同士で会話をしていても「パンプス履くの嫌だな~」という声をよく耳にします。ただパンプスを履くのが嫌というよりも、パンプスを履くことによって足が疲れたり、かかとを痛めたりするのがきっと嫌なんですよね。 

飯島|「実際に購入してみて履き心地はどう?」

塚田|「履き心地はとっても良い!立って人の話を聞いていられる!足先の詰まってしまう部分とか、足の裏も痛くならない!ストラップが付いているから慌てて走っても脱げない!余裕で走れるところがいい!」

 塚田さんは普段はヒールやパンプスは履かず、スニーカーを愛用しています。だからこそ、授業や就職活動においてスーツ着用の日にはパンプスを履かなくてはいけないというのが嫌で仕方なかったそうです。そこでマルイのパンプスを購入して、とにかく履き心地に感動したようです。

 塚田|「ヒールは慣れだよって言われていたけど慣れじゃなくても履き心地が良ければ初日から疲れない。就職説明会で、2、3時間ほど立ちっぱなしで話を聞く機会があった。話が終わった時に隣にいた子が「足痛い~」って言っていたのを聞いてすごくハッとした。自分はその【痛い】という感覚すら忘れていたから。

 女性なら誰しもが「ヒール疲れ」を経験したことがあると思います。私も普段履かないような高いヒールの靴を履いて足を痛めた経験が何度もあります。パンプスを履くときはたとえ履く前から痛くなることが分かっていても「仕方ない」「我慢しよう」そう思って履いているのです。みなさんも、不満や悩みをお持ちではないでしょうか。それらがこのパンプスによって解決されたのです。

 塚田さんの話を聞いて、お客さまの理想的な商品の実現を叶えている取り組みなのだと改めて感じました。

 ゼミ生の中には、購入を考えている人が沢山おり、塚田さんや私と同様に最初は【パンプス=脚が痛くなる】という認識が強くパンプスに対し悪い印象を持っていました。しかし、書籍を通してマルイで働く方々の熱意や、マルイ独自の商品開発に興味を抱き、

「お客さま目線でつくられた商品なら自分も満足できるのではないか」

「企画に関わっているマルイの社員の方々の声を聞いて、商品に対して自信をもっているというのが分かり、ここまでお客さまのことを理解して自信をもって開発した商品であればぜひ購入したいと思った」

「普段はスニーカーしか履かない塚田さんからの「良い!!!」という声を聞いて私も欲しくなった!」という良い印象へと変化したのです。 

 プレゼンテーション1

 

―私が感じたニーズの存在

 塚田さんへのインタビューを終え、つい先日、実は私もマルイのパンプスを購入しました。塚田さんと同じく、就職活動の気合いをいれるためです。(笑)

 マルイの店舗へ行きパンプスを履いた瞬間、「快適さ」を感じました。思わず声を出して、感動してしまう程でした。それと同時に「私たちの求めてるもの、ニーズってまさにこのことなんだ」と感じさせられました。店内では、スタッフを越える多くのお客さまが来店しておりとても混みあっていました。しかし、親身になってお客さまと一緒に履き心地を追求してくれるスタッフがいて、品揃えの豊富なパンプスが並んでいて、パンプス以上に「ここにきてよかった」と感じさせられました。私のニーズが満たされました。

 こうしたふとした瞬間に生まれるニーズをキャッチするのは容易なことではありませんが、お客さまの声を近くで親身になって聞き入れているマルイだからこのニーズをキャッチし、読み解くことができているのだと感じました。

 

―最後に

 私は実際にマルイで社員の方々とお客さまの理想を目指した商品開発に携わらせていただきました。そうした経験を経て執筆した第4章が多くの人の印象に残り、また、パンプスを履く喜びや感動に繋ぐことができたのがとても嬉しいです。自分自身は意識をしていなくても、世の中には潜在的なニーズが存在しており、更にそのニーズは時代の変化や環境の変化と共に多様化しています。そのニーズに対応した商品開発により誰かが「ハッピーになる商品」を提供するマルイ。それは、私たちが望み、実現したいと考える「2020年の姿」そのものなのではないでしょうか。

 ここまで私の身近にいる友人にインタビューをしてきましたが、その商品開発の裏側には「ニーズマーケティング」が存在していました。更に、それだけではなくマルイの社員の方々のお客さまを想う信念や努力が存在していました。 

 ニーズを追求し続けるマルイの商品開発について、書籍を手に取ってぜひご覧ください。 

文責:飯島桃香

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