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豊臣秀吉が織田信長の草履を懐で温める

June 01, 2018

皆さんこんにちは。
4期生ゼミ長の小林将也です。

現在大学3年生である僕たち4期生にとって、今日6/1は大きな1日でした。
そう、サマーインターンの情報解禁。
つまり実質、就職活動がスタートしたのです。
もちろん就職活動のスタートラインは皆同じではなく、
今日という日を迎える前から動いていた人、逆にまだまだ活動し始めない人などそれぞれです。
なのであくまでも、”世間的に”私たちの代の就職活動がスタートしたわけです。

そこで、今回は必ず論争になる「大企業VSベンチャー」について興味深い記事がありましたので
取り上げたいと思います。

リンク|就プロ / 若手時代に気をつけるべき2つのポイント。リクルートとJTの経営者が語るキャリア設計とは

結果、共感8:2反感です(笑)
面白いので是非読んでみてください!

この記事で僕が取り上げたいのはテーマの「大企業VSベンチャー」という視点ではなく、
JT執行役員の筒井岳彦氏の下積み時代です(笑)
以下、記事に絡ませながら書きますね。

筒井氏は、JTの「新規事業をやる人募集」という看板を見て、

「これは面白そうだな」と思って応募、入社しました。
人事の方もその当時「そうだね。筒井くんは新規事業がいいよ。」と、言っていたと。

しかし、入ってみたら最初の配属先が小田原のたばこ工場。
当然ながら結構がっかりしたそうです。
「なんか間違えちゃったな、就職」とまで考えていました。

3ヶ月くらいは工場の人とあまり喋らず、近くの漁港で体育座りで
「俺はここで何してんだ」と落ち込んでたり。

しかし、がっかりしていてもしょうがないので、前に進もうと決めました。
方向を見失いながらも、前に進むには何をすれば良いのかということを考えて。
一度自分の足元をじっと見つめようと思いました。

筒井氏の答えは「とにかく目の前のできることをやって貢献していこう」。
そして、「期待値を上回る所までやろう」。

非常にシンプルですね。
徹底的に、自分にできる目の前のことをやったのです。

誰にも負けない雑巾掛けから始まり、業務ではExcelから。
入社当初は単純な表の作成や、数値の入力ができる程度でした。
しかし何度か同じ作業を繰り返していくうちに、
もっと工夫して簡単にできるんじゃないかと”気づく”訳です。
それで数式やらマクロやらを覚え、更にビジュアルベーシックを学び。

「やるからには誰よりもExcelを使いこなすぞ」と取り組んだ結果、
「筒井がなんかすごいらしいぞ」と。
 そこから色々な相談や依頼が来るようになり、手伝う代わりに自分も相談や依頼をして。

その後筒井氏はどんどん昇格し、30代で大企業の執行役員になりました。
筒井氏曰く、この記事のタイトルでもある「豊臣秀吉が織田信長の草履を懐で温める」というのは
「下積み」で重要なことを非常によく表しているそうです。

「下積み以外でも、超重要だろ!!!」と突っ込みたいところですが(笑)

「その時、自分の役割として何ができるのか」が重要だと考えています。
そしてその「できること」を、期待を上回る所まで頑張るということが大事。

どうすれば相手が「お前なかなか気がつくな」と感じてくれるか。
これ本当に大事です。
どうすれば相手が「お前なかなか気がつくな」と感じてくれるか。
重要過ぎるので2回言いました(笑)

逆に言うと、それさえ出来ていればどんなことに取り組んでも役に立ちます。
足元を見て、どういう貢献が出来るかを考えて、期待を上回る所まで頑張る。
それが誰かの役に立てば「信頼」という貯金ができます。
人に頼られて、人に頼って。頼り頼られるから信頼関係が出来て。
その「信頼」を払い出して自分のやりたいことに手を貸してもらえる。
ごもっともです。

と、記事に言葉を拝借しながら僕の考察を交え書きました。

学生・社会人に関わらず現在の生活に不満を抱えている方も多いと思います。
しかし不満を言っていても下を向いていても何も解決されません。
自分で動き、事を動かすしかないのです。

目の前のことを期待値を上回るまでやる。
(自発的に)人の役に立ち、「信頼」を得る。
その暁に、自分のやりたいことに手を貸してもらう。

そのためにも物事を”ジブンゴト”として考えることがまず大事だと僕は思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
小々馬ゼミ一同、充実した就活になるよう精進いたします!

文責|小林将也