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KOTA’s Toronto REVIEW 05 ~『自分たちに誇りを!プライドパレード』~

July 04, 2018

 お久しぶりです、トロントに語学留学中の邨山です。トロントの生活も残りわずか1ヵ月となりました。日本に帰って友人や家族に会えるわくわくと、もう終わってしまうという焦りが混ざり、複雑な気持ちです(笑)

トロントの夏は思っていたより暑く、最近は最高気温30℃前後の日が続いています。ただ、雨が少なくジメジメしていないので日本よりも快適です。またトロントは日没がとても遅いため9時前でも下の写真のようにとても明るいです!

パレード1

私は先日、世界で最も人気なパレードの一つであるプライドパレードを観に行ってきました!プライドパレードとは、もともと「ゲイパレード」と呼ばれ、1969年にアメリカ合衆国のゲイバーに弾圧的手入れが行われたことに対してLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の権利を求める声が広まり、LGBTの平等人権を訴えることから始まったパレードです。日本ではまだ少し馴染みがないですが、トロントではLGBTを完全に受け入れており、同性同士のカップルもよく見かけます。とても素敵なことですよね!

 

最近ではLGBTだけでなく、あらゆる人が参加できるパレードとなっており、様々な支援者や企業、グループ団体など多くの人たちが「自分たちに誇りを持とう」と派手な格好などをして大通りを歩きます。トロントでは120組以上のグループが参加し、大いに盛り上がりました!

パレード2

パレード3

LGBTを象徴する色は虹色で、みな虹色のフラッグを持ったりバスの色や交差点も虹色に塗り替えられたりしていて、とても明るいパレードでした!

 ここで少し重たい話になってしまいますが、LGBTにおける日本の問題について取り上げたいと思います。

 日本ではLGBTの方が人口の3~10%と言われていますが、差別やいじめなどが蔓延していることから、LGBTということをカミングアウトできずに戸惑いや不安を抱えている人が多くいるようです。先日も同性愛ということを友人に伝えたことから学校に広まってしまい、そのショックに耐え切れなくなり自殺をしてしまったという日本のニュースを目にしました。日本が変えなければいけない深刻な問題のひとつだと私は強く思います。

 しかし、まだ認知度は低いですが、日本でも2012年から毎年「東京レインボープライド」と冠したプライドパレードが行われており、2018年の参加数は過去最多の7000人を記録したそうです。日本でもこのパレードをきっかけにLGBTに対する考えが変わってくるといいですね。私も来年から積極的に参加し、盛り上げていきたいと思います!今後、海外のように毎年恒例の盛大なパレードの一つになることを期待したいです。

 

参考文献:

トロント総合情報サイト「プライドパレード」

http://torontrip.info/pride-parade

 

AMNESTY「LGBTの人びとを取り巻く日本の状況」

http://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/lgbt/situation_in_japan.html

 

文責:邨山航太