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速報!【JKインサイト調査からトピックス】JKの消費行動にTVは影響力を持っているのか!?

November 14, 2018

今回から、「JK(女子高生)インサイト調査」から導出したトピックスをシリーズでお届けしていきます!

【JKインサイト調査とは?】
小々馬ゼミでは、2018年度の研究テーマを「若者の動画視聴の消費行動への影響」と設定し、定量・定性調査を重ねてきました。
様々な項目に関して調査を行っていますが、昨年の調査でJKが最も時間を掛けているのは「動画視聴」という結果から、動画視聴の実態と、動画サービスや各種SNSが、JKの消費行動にどう影響を与えているのかにフォーカスして研究しています。

12月初旬に「新世紀JKインサイトレポート2018年度版」を公開する予定ですが、本レポート公開に先駆け、調査により発見したインサイトを順次、当HPで紹介していきます!

【JKの消費行動にTVが関わることは!?】
かつて、マーケティングコミュニケーションにおいて絶大な力を持ち、多くの生活者の消費行動に大きな影響を与えていたマスメディアの代表格はTVですが、昨今、若者のTV離れが言われて久しいです。
すでにTVは若者の購買行動に影響を与えないメディアになってしまったのでしょうか、、、

今回は、このTVの影響力について検証いたしました。

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第1回 Web調査(Survey Monkey)
実施期間|2018年8-9月
対象者|首都圏在住の女子高校生(1-3年生)
有効サンプル数=87

第2回 Web調査(Google フォーム)
実施期間|2018年11月
対象者|首都圏在住の女子高校生(1-3年生)
有効サンプル数=106
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▼欲しいものを買う際に参考にしているメディアは?

スクリーンショット 2018-11-22 14.16.38

TVの消費への影響力はInstagram、YouTube、Twitterに劣る結果になっており、Instagramとは約4倍の差が開いています。

全体の22.6%、4人に1人がTVを参考に消費していることがわかりました。
定性調査の際にも明確化されたことですが、TVは家ではBGMのような存在であり、アクティブに情報を収集する媒体ではありません。
TVの視聴時間が減っていることは他調査から提唱されていますが、比例して消費行動への影響も減っていると考えることができます。

また、「インスタ映え」という言葉があるようにフォトジェニックな画像が集まるInstagramですが、投稿にURLを設定できないためWeb誘導には不向きだと捉えられています。

しかし、女子高校生たちは「#タグ検索」を通じ妄想を拡げ、別途ブラウザを立ち上げ検索したり、YouTubeで検索したりしてさらに情報を収集、そこから消費につながることもあるようです。

 

▼TVの視聴実態は?

スクリーンショット 2018-11-22 14.42.41

 

TV番組に関しては視聴実態がありますが、TVCMは約4割のJKが「見ていない」と回答しています。

また、グループインタビューでも「TVは全くみない」という意見が多くありました。
アンケートとインタビュー結果から、TVは家にいる時間には大抵ついているということがわかりましたが、TVCMについて尋ねたところ、一般的には話題となっているCMでも、認知すらしていない様子でした。TVCMは、学校でも話題にならないことからも、影響力が減少しているようです。

家庭内でTVを視聴している間も、スマホの操作に心身ともに夢中になっている様子が伺えます。

以上、レポート速報第1弾でした。