News / お知らせ

トップページ > お知らせ

桐生商工会議所「マフラー・ストールブランド化」勉強会に参加しました!

December 28, 2017

12月18日(月曜日)
桐生商工会議所が進められているマフラー・ストールブランド化事業の一環として開催された「第1回勉強会」に講師として招かれ、
「ブランドマネジメントと製品開発」のテーマで講演をさせていただきました。

群馬県桐生市は奈良時代から織物のまちとして栄華を極め”ヒトの思いと技”が集積し息づいている街です。
11月には「桐生ファッションウイーク2017」も開催され個性豊かで魅力的なまちづくりに取り組まれています。
特徴的な街の顔である「ノコギリ屋根工場」は織物製造の街の繁栄の象徴として有名です。

私の専門のブランディングは、企業理念で社会に約束している提供価値を商品ブランドに落とし込み使用者にとっての価値を最大化することであり、
そのために、使用者が「選び使用する意味=提供価値」をブランドに情報化し商品価値を高めるブランドマネジメントの経営手法について日本企業に啓蒙を続けています。
今回のテーマである地域ブランディングでは、桐生のヒトの思いを込めた商品、桐生マフラー・ストール自体が、顧客に桐生の技が何をもたらすのか使用価値に関して
気づきを与えることができるメディアとなるように商品の表現力を設計しマーケティング活動により伝える力を増大していく手順に関して紹介させていただきました。
DSC06588_1

ご参加者は、桐生市の繊維関連の事業主(経営者)・技術者の皆様で、私が尊敬する日本の「巧み」を支える方々ばかりです。元来西洋のビジネスモデルである「ブランド経営」に関して興味を持っていただけるか不安もありましたが、日本人の組織に適合させるとどのように実現できそうかを説明させていただきご理解をいただけたように思います。講演の後にはたくさんの質問を頂戴し、日本の技を世界に伝えていくブランディングの方向性に関しても対話させていただく機会をいただけて光栄である、私にとっても非常に有意義な勉強会でした。

本勉強会の模様は、地元の「桐生タイムス」12月26日号で、記事掲載をしていただきました。

機会があれば、ゼミのプロジェクトのひとつとして「桐生マフラーのブランド開発」に取り組んでみたいと思います。

桐生市の皆様、温かいおもてなしをいただき誠にありがとうございました。

小々馬 敦