#Voices from Home『今、Z世代からマーケッターに伝えたいこと』連載(第10回)
コロナ禍状況下で大学生の意識と行動がどのように変化しているかの現状を調べるために、緊急事態宣言の発出(4月7日)から約1週間後の4月15日に大学生を対象にヒアリング調査を緊急実施しました。調査結果からトピックスを紹介します。
【調査の概要】
・回答者数:188名 大学生 134名、社会人(卒業生)54名
・調査方法:ServeyMonkeyを利用したインターネット調査
・調査期間:2020年4月15日(水)〜4月18日(土)
・質問内容:・現在の生活状況
・メディア接触と信頼度
・新しく始めた行動・変化した意識
・生活で工夫していること
・今、不安に感じていること
・今、企業に期待していること
・今、企業に伝えたいこと
・今、社会に伝えたいこと など
【今、一番不安なこと・困っていることは何ですか?(自由回答)】
メッセージ一を抜粋してご紹介します。外出自粛状態が始まり1週間が経った時点での声です。
・大切な人たちに会えないこと
・大学生活とバイトの給料
・外出自粛がいつもで続くのか/就活はどうなるのか
・日用品の買い物なのに買いだめしてると思われたくない
・いつになったら旅行ができるようになるのか
・経済が悪化すること
・サークルが活動を自粛していて、いつ再開できるかが不安
・この生活がどのくらい続くのか
・日本が今後どうなるのか
・今年度予定されていた教育実習に行けるかどうか
・歯が痛いのに歯医者に行けない、エクステをとりにいけない
・バイト先での感染。休業にならない業種のため普段の2倍ほどのお客さまの相手をしなければいけない。
・関東から地元に帰省している人が多く家族が心配である
・お金の問題、分割払いや、定額サービスのものの引き落とし
・学費を自分で働くときに返していくので満額払わなければいけないのか不安。
・就活生であるため、自分の不安な気持ちを先生や友達に気軽に相談できる時間が限られていることが困っている。オンラインやラインなどでもできるが、直接会って話すときの安心感が得られないのが自分の不安感につながっている。
・学生の1人暮らし、収入源が無くなりお金が尽きることが不安
・就職氷河期が再来するのではないかということ。
・バイト先の客が全然自粛しなくて危機感がないこと。
・ラスト1年で部活動ができなく、このまま引退になるやではないかという不安
・秋にあるイベントが中止にならないかどうか。
・ワクチンがいつできるか。
・今月働けてないから来月のお金がない
・卒業研究間に合うのか不安です
・学生生活が減ってしまっていること、早く友達と会いたい
・海外旅行に行けなくなること
・一人暮らしをするタイミング。長期インターンシップ。
・一人暮らしをしている友達の収入と暮らし、様々なイベントが
これ以上延期や中止になること、
・いつ収束するのか。自分のバイト先は潰れないか。
・日常にいつ戻るのか不安だし、今の状況に慣れてしまうことも不安
【解説】
友人と会えないことを不安に思う人が多いですが、金銭面では、アルバイトができず収入が減ってしまうことは、特にひとり暮らしの学生にとって切実な問題です。また、3年生、4年生は身近な就職に関しての不安が高まっています。
外出できないことは、いろいろと工夫をして過ごしていますが、将来が見えにくいことの不安が大きいことがわかりました。
早い時点で、将来の見通しが想像できるようになることを期待します。
今日も、最後までメッセージを読んでいただき、ありがとうございました。
次回は「新型コロナウイルスの問題を切っ掛けに変化した行動で、これからも続けていきたいと思ったこと。」についてレポートします。
連載中の「ゼミ生の自宅での過ごし方を紹介するブログシリーズ」も併せてご覧ください!
大学生の1日の行動を時間毎にご覧いただけます。
#家にいよう『大学生の1日〜おうち時間の過ごし方〜』第10回