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コンテンツマーケティングを実践!

February 28, 2016

こんにちは。1期生の田中大智です。

コンテンツマーケティングを実践!シリーズをはじめます。

小々馬ゼミでは設立から今までに数多くのイベントやセミナーを開催するとともに、HPを開設し研究レポートや活動内容を知らせるブログを大学内外へ発信しています。私たちはHPを自身の存在と活動の証を積み重ねていく重要なオウンドメディアと捉えています。そして、社会に情報を発信し大学外の人や組織と広く繋がっていくためにSNS(ブログやFacebook)などのアーンドメディアを活用する戦略PRに取り組んでいます。

新しく始めるこのブログシリーズでは、小々馬ゼミが実践しているコンテンツマーケティングについてコンテンツ制作の目的や背景などをふまえてご紹介します。

 コンテンツマーケティング

 

 小々馬ゼミが実践しているコンテンツマーケティングの事例をご紹介する前に、コンテンツマーケティングについて簡単に説明します。

 

コンテンツマーケティングとは?

顧客が必要とする情報を理解し、それを適切にコンテンツとして提供することで、購買につながる行動を引き起こす手法。
http://contentmarketinglab.jp/content-marketing/what.html『コンテンツマーケティングとは何か?』から引用

コンテンツマーケティングとは、見込み客や顧客にとって価値のあるコンテンツを提供し続けることで、興味・関心を惹き、理解してもらい、結果として売上げにつなげるマーケティング戦略のことです。
 http://www.infobahn.co.jp/special/contentmarketing『コンテンツマーケティングに関する5つの回答』から引用

つまりコンテンツマーケティングとは、顧客にとって価値ある情報を適切に提供することで、段階的に購買へとつながるように後押ししていくこと手法のことだと言えます。

 

コンテンツマーケティングのコンテンツとは?

ここで言うコンテンツとは、「生活者にとって価値ある情報が受け取りやすく編集されているもの」です。

つまり、今読まれているブログであれ、クチコミであれ、動画や音楽であれ、受け手にとって、価値ある情報であればコンテンツとなるのです。

ただ、ここで注意が必要なのが、情報すべてがコンテンツになるのか、ということです。

 例えば、ガラケーしか持っていない人にスマホ用アプリの情報は価値がないですよね。

また、極端かもしれませんが、ワックスを使ったかっこいいスタイリングやドライヤーの性能などの情報は坊主頭の人には価値がないのです。

 そのため、その人にとって価値ある情報を適切に理解し、提供することが必要です。大切なのは「その人にとって価値ある情報なのか」ということです。

 

 またコンテンツマーケティングは、価値ある情報を提供していくことで、情報を見ている人(顧客)を育てていくこともできます。

顧客を育てるとは?

仕事で日々PCに向かう時間が長く、目の疲れを感じている人がいます。ある日、長時間PC作業を行う人へ向けた、簡単にできて、目の疲れをとる対処法 が書いてある情報を目にします。ここには、温かいタオルで目の周りを温めるや、目のストレッチなど簡単にできる対処法が載っています。

またそれと同時に、目への悪影響がどのくらいあるのか、その影響のひとつにドライアイがあることなどがわかりました。
そして、そこには簡単にできるドライアイ診断もついています。

ドライアイ診断を行ってみると、自分がドライアイである可能性に気が付きます。

ドライアイの可能性に気が付いた人は、その対処法を調べます。すると、目薬をすることで症状が緩和されることを知りました。

そこには、眼科医が薦める目薬も載っていて、その目薬には確かな科学的根拠もあるとわかりました。

ここまでで、最初は目の疲れをとるために調べ始めた潜在顧客が、自分がドライアイである可能性を知り、対処するために調べる見込顧客へとなり、購買へと進んでいきました。

ここまでで、用意したコンテンツは4つ
・簡単にできる目の疲れをとる対処法
・PC作業を長時間行うことで起きる目への悪影響
・自分で簡単にできるドライアイ診断
・ドライアイの対処法+商品の説明

このように、一つひとつは商品と関係がないように見える情報ですが、これらのコンテンツを用意することで潜在顧客から見込み顧客、そして顕在顧客へと育てていくことができるようになります。

 

まとめ

 一人一台検索端末を持つ時代になったことで、TVCMから流れてくる情報を受動的に得るのではなく、生活者が自分から情報を集めるような能動的に得るようになりました。
そのため、企業は生活者が探しやすく、価値のある情報を提供することが求められています。そこに登場したのがコンテンツマーケティングの考え方です。価値ある情報を受け取りやすく編集して提供することが重要になりました。
Googleが発表した大規模な調査からも、消費者は購入前に平均10.4件の情報を収集しているという結果がでました。
商品を探すから情報を探す時代へと変化したのです。

そして、コンテンツマーケティングは新たな可能性を感じさせます。それはペイドメディアに頼らないブランディングです。
ペイドメディアとはTVCMやチラシなどメディアを買い費用をかけてマスに向かって宣伝していく方法です。このような膨大な費用をかけて行う手法ではなく、それに頼らないオウンドメディアとアーンドメディアを使ってコンテンツマーケティングの手法を実践し、小々馬ゼミのブランディングを行っていきたいと思います。

次回からは小々馬ゼミが実践しているコンテンツ制作の目的や背景を、事例に分けてご紹介していきます。

文責:田中大智