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Day 7 : 家族でタブレットを持つのはお父さん、次に弟?

April 02, 2016

~7days Previews~ブログリレー最終日!

5章リーダーの塚田が担当します。

5章では「次世代が作る未来」をテーマに、多摩市立愛和小学校に訪問しました。今回は訪問の際に私たちが感じた、未来についての番外編を書きたいと思います。

 

タブレット型端末、持っていますか?

突然ですが、みなさんはタブレット端末を持っていますか?はたまたどのように活用していますか?タブレット端末と聞くと、私はバイト先の店長を思い出します。店長は暇さえあれば店の雰囲気や新しいワインの写真をiPadで撮り、店のPRとしてFacebookにアップしています。街ではポイントカードの手続きにタブレット端末を用いている店舗が増えてきていますね。今まで紙だったポイントカードがICになり、身の回りのものや私自身の情報(購入履歴等)がどんどんデータになって処理されているのを実感する瞬間です。私の印象では大学生より社会人の方がタブレット端末を所有しているように思えます。大学生のタブレット端末所有率の低さの裏には、単にお金がないということだけではなく、スマートフォンとの差別化がわからず、必要性を感じていない人が多いのではないかと思います。自分に必要な情報量を理解し、それに適したものをシンプルに持ち歩きたいという考えから、端末を複数持ち歩く人が少ないのかもしれません。

 

2020年間近にタブレット端末所有率はグッと上がる

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『ガベージニュース』より http://www.garbagenews.net/archives/2170355.html

 

グラフからわかるようにこの5年間でタブレット端末の所有率は緩やかに右肩上がりです。

しかしこの赤いグラフが、5年以内にグッと伸びると私は予想します。その仕掛けは、政府が掲げている『2020年までに小中学生1人1台タブレット端末所有』です。本書でも説明していますが、小中学校でタブレット端末を導入したカリキュラムが2020年から本格的に始動します。そのため1世帯におけるタブレット端末所有率が上がり、利用者の年齢もかなり幅が開くでしょう。教育現場は、紙の教科書で黒板の字をノートに写していた時代から電子版を用いた教育に大きく変わろうとしているのです。

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写真:取材時に撮影「タブレット端末を使用する授業の様子」

 

タブレット端末導入に1番違和感がないのは子どもたち

教育現場でタブレット端末を導入すると聞いて、その内容を私の母に話したところ『紙に書くことで覚えられるのに…』と、不安と心配が入り混じった不満げな顔をしていました。

これが親世代の素直な声なのかな、と感じました。私も実際タブレット端末を導入している小学校に行って話しを聞き、見学するまで母と同じように思っていたので気持ちはわかります。一方で当人の子どもたちはタブレット端末を使用して勉強することに対して、どのように感じるのでしょうか。

私にはもうすぐ都立高校の入試を控えている、2000年生まれの弟がいます。

中学3年生の弟が生まれた2000年、日本では50%の人が携帯電話を所有し、年々その率が上昇していることがグラフからわかります。つまり弟たちの世代は、生まれたときから情報に取り巻かれていて、情報を携帯する時代と共に成長してきたということです。

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『ガベージニュース』よりhttp://www.garbagenews.net/archives/1959900.html

         

家では当たり前のようにスマートフォンやタブレット端末を使っている子どもたち。紙より身近になりつつあるタブレット端末を今更学校で使うことになっても、さほど違和感はないのかもしれませんね。

 

未来を作るのは子どもたち、サポートするのは私たちです。

溢れる情報の中、何が自分に必要か取捨選択に長けている子どもたち。言い換えると、多くの選択の中から自分らしさをチョイスすることが得意ということになります。未来を担う子どもたち、なんだかかっこよくないですか?自分の色を自由に表現できます。

私が訪問した小学校の子どもたちは、その表現の仕方をよく知っているように感じました。

明るい未来の話し、是非本書でチェックしてみてください。」

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写真:取材時に撮影「子どもたちがつくった、かかし」

 

 

1週間、~7days Previews~にお付き合いいただきありがとうございました。

今の私たちが感じるリアルな今と未来について、研究は2期生へと続きます。

小々馬ゼミ1期生のみんなとともに、明るい2020年へ… make a wish !

 文責:塚田汐里