初めまして!2期生の境飛翔(さかい つばさ)です。
今月(2016年10月)から「そうだったのか!広告」というシリーズで、「知ったつもりの広告に新たな発見をする」、「広告を見るのが楽しくなる」ように、毎月順を追って広告についてまとめていきたいと思います。
また、並行して同じように「飛翔のクローズアップBUZZ」も月間で更新していきます。
毎月おもしろい、話題のテーマをピックアップしていきますので、興味のある方はぜひ読んでみてください^^
広告ってなに? |
初回の今回は「広告ってなに?」というテーマで書いていきたいと思います。
みなさん、広告と聞いて何を思い浮かべますか?
テレビCM、電車の中吊り、ポスターなどが多いのではないでしょうか。
少し考えるだけでも様々な形式のものが思い浮かぶと思います。
広告とは、辞書などで調べると、
- 広く世間に知らせること。
- 特に商品や興行物などを広く知らせ、人の関心を引きつけること。
- それらを記したコマーシャル
とあります。
つまり、広告とは「物や情報を知らせるためのもの」なのです。
そんなこと言われなくてもわかるよ! って方も多いかと思いますが、
私は「物や情報を知らせるためのもの」だと、まだぼんやりとした知識で
”「広告」というものの姿をハッキリとは見れていない”気がします。
そこで今回は”ヒト・環境・媒体”の3つにスポットを当てて、
広告を見ていきたいと思います。
広告と言われて、ほぼ誰もが思い浮かべるであろうテレビCM。
テレビCMはテレビ局の放送する番組の合間に放送されており、商品やサービスなどを、テレビを見ている人に伝えるために使います。
一方、電車の中吊り広告は電車の中に吊るされ、主にその電車沿線の施設などの情報、週刊誌の宣伝を掲示しています。
この2種類の広告を例として、先ほどの”ヒト・環境・媒体”について表にまとめてみました。
テレビCM | 中吊り | |
ヒト | 視聴者 | 移動者 |
環境 | 番組の合間 | 電車の中 |
媒体 | 映像、音楽 | 紙 |
- 「ヒト」について
出勤前の社会人や、日中の主婦、バイト終わりの若者など1日を通して見ている人は様々です。テレビCMは時間帯によって見ている層が全く異なります。
中吊りは電車という環境のため、通勤、通学中などの移動者が最も触れる機会があります。
ということは広告の種類によって「見るヒトが違う」ことがわかります。
- 「環境」について
テレビCMは地方局の放送を除き全国で流されるため、日本国内の誰もが見る可能性があります。
また、番組の間に流れるため、特定のタイミングで視聴者の意思とは関係なく始まります。
中吊り広告はその電車沿線を使う人しか目にしません。また、車内にいる人に移動中のちょっとした合間の短時間に見てもらう必要があります。
ということは広告の種類によって「使われる環境が違う」ことがわかります。
- 「媒体」について
テレビCM映像として流れるため、ストーリーやイメージを伝えることができます。
また、音が付いているため、最初は見ていなくても音を聞いてみてもらえる場合もあります。
中吊りは車内に紙で吊るされているため、常に誰でも読むことができます。
ただし、視覚以外(音など)のアプローチがないため意図して見てもらわないといけません。
ということは広告の種類によって「媒体とそれによる強みが違う」ことがわかります。
ここまで2種類の広告について、3つの視点から比べてみましたがどうでしたでしょうか。
同じ「広告」であり、定義通り「物や情報を知らせるためのもの」ですが、
“ヒト・環境・媒体”で分けてみると異なる点が多いことがわかります。
伝えたい相手が違えば、
見せるべき”ヒト”が違う
置くべき”環境”が違う
使うべき”媒体”が違う
一口に広告といっても、”ヒト・環境・媒体”によって“全く違った特色を持つ広告”となるのです。
今回はこの3つにスポットを当てて書いていきましたが、
他にも時代の流れや技術革新など他にも広告に影響を与えているものは沢山あります。
次月以降はそれらをピックアップし、より深く広告について書いていきたいと思います。
今回は初回ということもあり、言われれば知ってるような簡単な内容をまとめました。
しかし、普段からこういったことを意識していた人は少ないのではないでしょうか?
言われてみれば当たり前だけど普段は意識してないことにスポットを当てることで、よりハッキリと、鮮明に見えてくると思います。
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次回11月は「時代背景」というところにスポットを当てていきます。
広告はどうして生まれ、どう変化してきたのか。
- 広告の原点は◯◯だった?
- テレビCMとネット広告の違いって?
- デジタル広告はこれからどうなっていくの?
今後の予測も交えて書いていきます。
私自身も勉強しながら執筆していきますので、お付き合い頂けたら嬉しいです。
文責:境飛翔(さかい つばさ)