こんにちは。
4期生ゼミ長の小林です！

2018年6月11日より発売された新商品「コカ・コーラ　クリア」についてレポートします！

「コカ・コーラ　クリア」は爽やかな喉ごしに強い炭酸とレモンの刺激をゼロカロリーで楽しめる炭酸飲料です。

日本向けに開発されたこの商品の最大の特徴はなんといっても色が透明なこと。

そもそもなぜ、透明飲料、いわゆる「フレーバーウォーター」がヒットしたかご存知ですか？

それは”職場でも許される”からです。

つまり、
・日本では職場、水・お茶・コーヒー以外を飲んでいると白い目で見られる
・公共施設の窓口やサービス業の職員が色付きの飲料を飲んでいるとクレームに繋がる
といった日本独特の文化から免れたい、解放されたいといったニーズを捉えているのです。

そのため大体のフレーバーウォーターは、30代から40代の会社員が手に取りやすく職場に置きやすいようなパッケージデザインになっており、広告では職場を想起させるシーンやOLの格好をした女優をキャスティングしたりしています。

健康志向が高いターゲット層なので今回の「コカ・コーラ　クリア」がゼロカロリーなのも納得できますね！

ここで一つ、違和感を抱きました。
コカ・コーラには「ハッピー」や「ハピネス」、「楽しい」といったブランドが構築されており、主な飲用シーンは”遊び場”です。
しかし「コカ・コーラ　クリア」の主な飲用シーンと想定されるのは、真面目で、かつ肩身狭い思いをしている”職場”なので、ここにギャップが生じます。

「コカ・コーラ　クリア」によって、
”コカ・コーラの飲用シーンが拡がるのか”、それとも”失敗に終わるのか”。
はたまた、私には思いつかない”新しいニーズをキャッチ”するのか。

この夏、「コカ・コーラ　クリア」の動向に注目していきます。

文責｜小林将也