2019年3月22日(金)開催
産業能率大学 自由が丘キャンパス IVYホールにて、
「AgeMi!マーケ!2030」2020年メディアと若者の関係は?
今日から、毎日各セッションの内容をシリーズでレポートします。1回目は、基調講演です。
なお、《プログラム》のPDFを下記からダウンロードいただけますので合わせてご覧ください。
https://www.kogoma-brand.com/report/8676/
セッション内容、講演者紹介、記念対談(境治×小々馬 敦)、小々馬ゼミの活動紹介、若者研究者紹介(8社)など読み応えのある編集内容です。
①基調講演
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント
代表取締役 木村知郎 氏
「SHIBUYA109の”これまで”と”これから”」
2019年4月28日に40周年を迎え、6月には新しいロゴに変更するなど著しい進化を見せる、SHIBUYA109の若者ビジネスの歴史と進化に関して木村社長より紹介をいただきました。
テクノロジーと産業構造の変化を背景に、時代の象徴として”街”が進化していく歴史を示された後、渋谷109は、1970年代に全方位型MD業態として渋谷に創業した。以来、メディアとコミュニケーションの変化、消費の変化に対応して、渋谷が情報発信力の高い街として進化していく中で、1995年に業態の変化を決断、以降、「コギャル・アムラー・カリスマ店員・アゲ嬢」などの時代の最進流行を生み”ギャル・ファッションの聖地”としての地位を確立した。しかしながら、21世紀に入ると、若い人たちの自己主張のカタチが細分化されていき、それまで自己主張の象徴であったアパレルファッションビジネスに陰りが現れ渋谷109のブランドの輝きも低下していく。それまでの成功体験が大きかっただけに、時代に適応して新陳代謝する必要性を理解していても、なかなかチャレンジができない時期が続いた。
2017年、木村社長は現在のSHIBUYA109エンタテイメントをグループの不動産デベロッパー事業から分社化し創立。リース業「床」に頼らずに、年間850万人の来館者を資産として、カルチャーの創造発信を軸にするマーケティングサービス業態への進化に取り組みSHIBUYA109を「若者が輝くカルチャー発信基地」へと進化させる施策を推進している。また、同年に、SHIBUYA109lab.を創立し、若い人たちへの徹底的なインタビュー、定量調査から得たインサイトを持ち、様々な企業とのコラボレーションを進捗している。
これからの指針は「変化に対応。変化をつくり出しながら進化を続けること」そのためには、自己否定を恐れずに徹底的に自己分析をすることが必要である。
(以上、講演内容から要約)
SHIBUYA109lab.様とは、2017年より女子高校生のおしゃれ生活と価値観の変化を協同で研究させていただいています。歴代のゼミ生がインターンをさせていただき、定期的にSHIBUYA109館内で行う来館者インタビューから、新しいトレンドのインサイトを
得ています。
下記にURLを紹介する「SHIBUYA109lab. WEBサイト」「109ニュース シブヤ編集部」は、若者マーケティングを担当されている方々に有意義な情報が公開されていますので、是非ご覧ください。
5月には『新世紀JKリアル図鑑2019』レポートを公開する予定ですので、ご期待ください!
参照情報
SHIBUYA109エンタテイメント WEBサイト
http://www.shibuya109.co.jp/
SHIBUYA109lab. WEBサイト
https://shibuya109lab.jp/
109ニュース シブヤ編集部
https://109news.jp/
次回は、セッション①「”愛される”未来の広告について考える」
日テレラボ をレポートします!