こんにちは、6期生の細谷祥子です。

　2020年になりもう1か月が経ちました！まだまだ寒い日が続き、最近では新型コロナウイルスの感染で「外に出たくない」と感じることも多くなってきました。そんな中、私が今はまっているものが「鬼滅の刃」というアニメです！

　「鬼滅の刃」とは、「週刊少年ジャンプ」（集英社）にて連載中、吾峠　呼世晴（ごとうげ　こよはる）による漫画が原作です。2016から連載され2019年11月時点で累計発行部数は2500万部を突破しています。

　では、この「鬼滅の刃」がどのようにして大ヒットになったのか考えていこうと思います！まず、Googleの検索ボリュームをもとにヒットの要因を探っていきたいと思います。

　これは、2019年の検索ボリュームの推移と「鬼滅の刃」の動きを表したものです。検索ボリュームが急増したのが2019年の4月、10月のはじめ、12月の終わりの三か所であることがわかります。4月はテレビアニメがスタートしたためだと考えられます。制作したのは演出や作画に定評のあるufotable。そのufotableが手掛けた「鬼滅の刃」は、特に戦闘シーンの躍動感や世界観の演出への評価が高いのです！そのため、少年漫画ジャンルであるにも関わらず、女性のファンが多いと考えられます。また、テレビアニメの主題歌「紅蓮華」を歌うLiSAの影響も大きいと思います。人気アニメのタイアップ曲が多いLiSAのファンが「鬼滅の刃」の人気を後押ししたとも考えられます。さらにLiSAは2019年の「第70回NHK紅白歌合戦」にも出場し、さらに本作への注目も集まるのではと思います。

　検索ボリュームからも分かるように、テレビアニメ化の影響が多くのファンを獲得した要因だと思います。実際に私もテレビアニメ化をきっかけに「鬼滅の刃」を知りました。しかし、テレビアニメがここまで広く認知された裏には、地上波だけでなくVODでも同時並行で配信されたことが大きかったと思います。4月のTOKYO MXでのアニメ放送に合わせてAbemaTVやdTV、Amazon Prime Video、FOD、GYAO! ニコニコチャンネル、Huluなど多くのインターネット動画配信サービスで配信されました。

　「鬼滅の刃」がヒットした要因としては、作品の世界観やキャラクターの魅力など、作品のクオリティーが高かっただけでなく、早期のVOD配信によりテレビアニメ放送だけでは取り込めなかった層のファンを多く獲得できたことだと思います。今の時代に合わせた多面的なアプローチがこの大ヒットの裏側にあると思います！

参考：アニメ「鬼滅の刃」公式サイト（https://kimetsu.com/anime/）

文責：細谷祥子