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【連載企画】 『Z世代リアルレポート』その②大学生のオタク事情

February 03, 2020

先週に引き続き2020年1月に産業能率大学経営学部の学生を対象として実施したアンケート調査から気になるトピックス!をお知らせする『Z世代リアルレポート』その②は、大学生のオタク事情です。

私たちのゼミが主催する『ミライ・マーケティング研究会』で、マイナビ・ティーンズラボさんから「JKの約9割が自分をオタクだと思っている」という調査報告があり、参加されていた社会人の方々がその数字に驚いていました。
楽天【ラクマ調査】でも、「JKの8割がオタクにポジティブな印象」と報告しています。
https://markezine.jp/article/detail/31039

では、大学生はどうなのか?
気になりますね。
結果は以下の通りでした。
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『オタク』の語源は諸説ありますが、元々は「お宅」と相手や家を呼ぶときの軽い敬語で上品な言葉であったようですが、昭和の時代に、アニメ制作者の間での呼称やコミケに参加する人たちを示すようになり、サブカル・ポップカルチャーの愛好者を指すように意味が拡がっていったようです。

マーケティングの書籍では「イノベーション普及理論」のイノベーターの説明の際に「言い換えるとオタクな人たち」という説明がされることがあります。

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しかしながら、高校生大学生のアンケート結果に見られるように、現在では、世の中に数%程度しかいない特別な人ではなく、
大勢を占めるマジョリティであることがわかります。

では、大学生のオタク・ランキングを男女別に見てみましょう。
複数回答数値です。
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女子は、ジャニーズが堂々の1位。全体の約3割が”推し”がいます!そして、韓国・コスメ・ファッション・アイドルと僅差で並びます。韓国オタクは辛い食事も大好きでバイト代が溜まると、ソウル旅行に行きます。

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男子は、昭和のオタクのイメージが残っています。
自称アニメオタクが1/3。映画・ゲーム・ファッション・バンドと続きます。

オタクの種類は細分化されて数十種類以上!
上記の他にも、オタクの種類は細分化されています。
今回のアンケートでも満遍なく回答されていました。

こんなに、「●●オタク」があります。
声優・コスプレ・カメラ・鉄道・料理・LDH・ディズニー
Youtuber・歴史・スポーツ・健康・美容・バイク・筋トレ
舞台などなど

大学生にとって『オタクであることの意味や意義』は何でしょうか。自由回答のコメントを男女別にテキストマイニングしてみました。

【女子学生のオタクであることの意味】

スクリーンショット 2020-02-03 23.20.16女子はずばり、生きていくためのモチベーション!です。
・一言で言うと私が生きている意味
・生きがい・生きることと同じ・生きる活力・糧
・自分の生活に彩りを与えるもの
・自分を作っている一部
そして、辛いことやストレスから解放される大切な時間
であることがわかります。
・辛いことを忘れられる ・これがあるから頑張れる
・辛い時でも幸せな時間をもらえる
だから、時間とお金を優先的に使います。

【男子学生のオタクであることの意味】

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男子は、1つの物事に熱中し続ける才能!とまとめられます。
・のめり込むこと
・本当に好きでどこまでも追求している人
・自分の好きなことをとことんつきつめる
・思いのままに熱中できるもの
そして次のコメントからは、自分が選んだ対象・モノを友人に語ることが大好きな男子の自己表現の特徴がわかります。
・他人にそのコンテンツの魅力を1分以上途切れなく語れるひと。
・他人が引くくらいその分野に対して語れること。

以上、男女別に見てきましたが、いずれも、
『オタクは、大学生にとって友人から尊厳・寛容されるアイデンティティとして大切』であると考えます。

 インターネットが普及した情報社会では、知識は頭の中に記憶するものではなくスマホの中から瞬時に見つけ出すことができます。昔の時代では様々な情報に精通している人が、知識のある人として周りから尊敬されていましたが、現在では「好きなことはみんな違っていい」という意識が前提にあり、特定のジャンルの情報にとても詳しい人が「自分らしさ、好きなことを持っている人」として尊重される傾向が強いと考えます。
 今の時代では、以前のように「●●系」「ライフスタイル」といった見た目でセグメンテーションしターゲットを選ぶよりも、「何にこだわるのか。なぜこだわるのか。」など同じ思いでつながるゆるい関係を次々につなげていく活動が市場を形成することになると考えます。

そして、Z世代が最も時間とお金を使っていることが、”オタ活”なので、オタクのコミュニティを理解することは、これからのマーケティングを考える上で重要な鍵になりそうです。

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次週は、③大学生のキャッシュレス生活事情についてレポートします。キャッシュレスアプリの利用率は?どのアプリを利用している?実体数値と「キャッシュレス社会に対して抱いている不安」について紹介します!

https://www.kogoma-brand.com/blog/9596/