#Voices from Home『今、Z世代からマーケッターに伝えたいこと』連載(第18回)「今、放送してほしいテレビ番組」
コロナ禍状況下で大学生の意識と行動がどのように変化しているかの現状を調べるために、緊急事態宣言の発出(4月7日)から約1週間後の4月15日に大学生を対象にヒアリング調査を緊急実施しました。調査結果からトピックスを紹介します。
【調査の概要】
・回答者数:188名 大学生 134名、社会人(卒業生)54名
・調査方法:ServeyMonkeyを利用したインターネット調査
・調査期間:2020年4月15日(水)〜4月18日(土)
・質問内容:・現在の生活状況
・メディア接触と信頼度
・新しく始めた行動・変化した意識
・生活で工夫していること
・今、不安に感じていること
・今、企業に期待していること
・今、企業に伝えたいこと
・今、社会に伝えたいこと など
【テレビ局に「こんな番組を放送してほしい」などのリクエストやアイディアがあれば教えてください。緊急事態宣言の期間中、または収束後、いずれでも結構です。(自由回答)】
メッセージ一を抜粋してご紹介します。外出自粛状態が始まり1週間が経った時点での声です。
・80.90.00年代にまで遡る懐かしい大ヒットドラマやバラエティ
・YouTubeで配信されているような、感染者や回復者の生の声をもっと放送するべきだと思う
・あらゆる立場の人の生活(政治家やアーティストや一般市民)
・いまも当時も人気だった、ドラマを一気に再放送してほしい。アンケート等を実施してみるのも良いかと。
・オールスター感謝祭でやる、ドラマのNG集など!俳優さんや女優さんの撮影の裏側を知りたい。アニメ一挙放送。過去の昼ドラ放送。
・この期間ですから新しく番組を収録するのは困難だと思います。 番組を収録出来るようになり、通常に戻るまでは各局過去の別番組の再放送などをしてほしいと思っています。
・各局素晴らしいバラエティやドラマを放送していたのでぜひ、
またこの機会にまた見たいと思います。
・コロナのニュースが多すぎて鬱になるので、楽しいというか平和なニュースが見たい…
・今スイーツなどの特集をされても買いに行けないのでもう少し収束してからやってほしい。今ネットでは家で出来る筋トレや気分転換にいい動画を挙げている人もいるのでそれを紹介するとかすれば運動不足やストレス発散にも繋がるし、紹介してもらえた人や業界はこれからの活動につなげていけると思うのでそういう人を取り上げて欲しい。収束したらみんなが買い物に行きたくなるような特集をたくさんして欲しい
・しっかりとしたソースのあるコロナウイルス関連の情報を5分だけで もいいから流して欲しい。NHKのように特設サイトに飛べるQRコードを端に出しておくなどでも良い。
・ドラマの再放送。新しいバラエティやドラマは当たり外れの差が結構あるので、昔のドラマを観れると嬉しい
・ドラマの再放送を毎日続けてやってほしい
・ニュース番組は同じ情報ばかりいつも流しててもう飽きた(飲食店の店主の不満とか)
・ポジティブな思考になるもの
・みんなお家にいて欲しいです。再放送で良いです
・暗い話ばかりなので、明るく面白いテレビをあとは正確で偏った意見ではない情報が欲しい
・花より団子など昔流行ったドラマの再放送
・過去のものでいいのでバラエティをやってほしい。暗いニュースばかりで息苦しくなる。
・過去の番組から見たいものを視聴者から募集して再放送して欲しい。多数決ではなくその中から選んでコアなものから大衆向けまで放送してその端っこにでもコロナの情報などを流して欲しい
・皆さんのおうち時間を共有する。
・各テレビ局がだしてるオンライン配信(Hulu、paravi、FODなど) のドラマを全解禁してほしい。みたいのにみれないドラマがあってつまらない。
・楽しい映画〜だけじゃなくて、この状況に似たような映画とか流して、危機感を煽らせたりするべきだよ。未だに真剣に捉えてない人もいるんだし。あと、もっと海外の情報も流そう。
・元気が出るニュース
・現在の大学生や若者がどういう生活をしているのかなどをメインとしたコロナへの不安を少しでもなくせるような若者向け番組を作って欲しい。
・厚労省のクラスター対策班の密着
・人が街からいなくなって、良い影響が出たものの特集
・政治についての正しい情報を共有してくれる番組、日本が今考えるべき問題について正しい情報を与えてくれる番組
・多くの人が家に居て、退屈な日々を過ごしている人も多いかと思います。そんな人たちのテンションが上がるようなポジティブな内容の番組が観たいです。
・長期休暇中にできるスキルアップや、混乱の中で頑張る人の活躍
・新型コロナウイルスについて正しい情報を伝える番組、御老人の方々や子供の危機意識が低いと感じるため、そういった人々をター ゲットにした効果的な注意喚起の番組。
【解説】
大学生は自宅でテレビを見る時間が増えています。ワイドショーもニュースも新型コロナの話題一色で”息が詰まる”ので、ポジティブになれる番組を求めています。具体的には、毎日の習慣となる暮らしの”張り”が欲しいので、昔のドラマを毎日1話ずつ放送して欲しいという声がいくつか見られました。
また、スタジオ収録やライブ放送は必要最小限に留めて、テレビ局のスタッフも安全に生活して欲しいという声が多く聞かれます。大学生はテレビ番組に「日常性・安心感」を期待していますし信頼性の高い情報を求めていますが、ワイドショーで放送される内容は非日常の様子ばかりで、組の作り方もSNSぽくなってきていることに少し嫌気がでています。「だったらSNSを見る。」というのホンネが見えます。
今日も、最後までメッセージを読んでいただき、ありがとうございました。明日は『テレビ局の対応に関して思うこと」についてレポートします。
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#家にいよう『大学生の1日〜おうち時間の過ごし方〜』第18回